りゅうのおさんばさん
6年生への最後のよみきかせとして、大型紙芝居「りゅうのおさんばさん」を読みました。
ある海辺の洞窟に、竜がすみつきます。
村人は竜がこわくて浜へ出られません。どうしたものかとうろうろするだけの大人たちを見かねて、少女おきぬが直談判にでかけます。
洞窟にいってみると、「さしかけ」(竜のなまえ)はお産がせまり、苦しんでいるところでした。
相手が恐ろしい竜であることも忘れ、お産婆さんを呼びに走るおきぬ。
つれてこられた村の産婆よしばあさまも、竜だろうが何だろうが、お産とあっては見過ごせません。
村のおなごしも総出で竜のお産を手伝うのでした。
やっと生まれた竜の赤ちゃん。ところが赤ちゃんは産声を上げていませんでした。
おきぬは、よしばあさまの指図に従い、浜へ出て産湯をつかわせ、口と鼻を吸ってやると、竜の子が息を吹き返しかわいい産声をあげるのでした。
「神様、ありがとうございます」
思わず涙するおきぬ。
双子の子竜を産んだ「さしかけ」は、数日後、故郷の北の海へと飛んでいくのでした。
その後、竜がお産した洞窟にはお社がたてられ、村人の幸福が守られることになりました。
6年生の母たち3人で、配役を決めて読んでみました。
みんな登場人物になりきって迫真の演技。
6年生も楽しんでくれました。
読み聞かせは年間10回。
6年間で60回。
一回につき2冊か3冊の絵本を読んでいますので、120冊以上の本を読み聞かせてきた計算になります。
この読み聞かせが、子どもたちの糧となったことを祈りつつ、最後の読み聞かせを終えました。
お子さんの卒業と同時に読み聞かせを卒業するマミーさん、いままでありがとうございました。