3年2組
6月20日
『ぼくのにいちゃん』
よしながこうたく PHP
『ありがとうともだち』
内田麟太郎 降矢なな 偕成社
「お兄ちゃんいる人?」と聞くと手がちらほら上がり「お姉ちゃんがいる!」の声も上がりました。みんなのお兄ちゃんお姉ちゃんと似てるかな?と言って読みはじめました。理不尽な兄に翻弄される弟ですが、ピンチのときには助けてくれる頼もしい兄を嫌いになれない複雑な気持ちをよく表した絵本です。
『ありがとうともだち』は「ともだちや」シリーズなので知っている人も多く、興味を持って聞いてくれました。夏にぴったりの「海」が出てくる絵本です。
5月16日
『くろねこのほんやさん』
シンディ・ウーメ 文・絵
福本友美子 訳
小学館
本を読むことが大好きなくろねこは、まちの本屋の手伝いをすることになり、子供たちへたくさんの本を紹介することができました。しかし、ある日大雨で本屋が浸水。それから子供たちは本屋に来なくなってしまいます。元気をなくしてしまったくろねこですが、本屋の女の子はあるアイデアを思いつきます。
カラフルで可愛らしい絵と、くろねこが大好きな本に囲まれて明るく働く姿に夢中になる内容です。みんな見入って聞いていました。
『なんか ひとり おおくない?』
うめはら まんな
BL出版
ぼくはおじいちゃんちに親戚の子供たちと夏休みの間、お泊まり。みんなでかくれんぼをしたり、ドッジボールをしたりして遊ぶと、なんだか違和感がある。ある夜、庭に見知らぬ子供を見つけた次の日、スイカがたくさん庭になっていて...。
モノクロのイラストですが、子供たちの姿は現在の服装なので、自分たちと同じ時代のようです。タイトルで【座敷わらし】が分かってしまうような気がしたため、子供たちにはタイトルを伏せて読み聞かせをしました。違和感にみんな【え?】【なんだろう?】という様子で、内容に集中してくれました。
終わった後に、再度絵を見せて、座敷わらしが隠れているのを教えてあげました。