4年2組
6月20日
『ノホホンむらのねこたち』
さとうあや
理論社
新しいことをしたい、とノホホンむらに引っ越してきた黒猫のノアール。挨拶をしながら村をまわると、みんなが自作の美味しいものを差し入れしてくれて、早速打ち解けます。その日村祭りがあると教えてもらったノアールは、自分もそこでコーヒーを淹れる出店を出すことにします。人の繋がりのあたたかさや、マルシェや出店の賑やかさが伝わってくる話です。
『ねむいねむいねずみ』
佐々木マキ
PHP研究所
旅の途中で疲れ果てたねずみくんは、誰も住んでいないボロボロの屋敷に立ち入って休もうとしますが、なぜか家具や食器が勝手に動き出して眠れません。
しかしこわいよりも眠気が勝っているため、ねずみくんは眠れる場所を探し歩きます。何か恐怖の正体が姿を現すことはないため、4年生に読むには盛り上がりには欠けたかもしれません。
5月16日
『まさ夢いちじく』
オールズバーク 村上春樹訳
河出書房新社
『寿限無』
工藤ノリコ
ほるぷ出版
『まさ夢いちじく』は最後にぞっとするホラー仕立てのお話です。終わってもピンときてないようなお子さんがいましたが先生の「これはホラーですねー」との言葉にみんな口々に種あかしをはじめ、わかっていなかった子もすっきりしていました。ホラーです。高学年向きです。
『寿限無』はわかる人はいっしょに声に出していいよ、と言ってからはじめました。大きな声で「じゅげむ、じゅげむ」をいっしょに言ってくれて、みんなで楽しめました。反応も大きくて明るい雰囲気でした。