6年2組
6月20日
①『アレクサンダとぜんまいねずみ
ともだちをみつけたねずみのはなし』
レオ レオニ
訳 谷川俊太郎
好学社
スイミーの作者の作品を詩人の谷川俊太郎さんが訳しています。
ねずみの友情、不思議な魔法がテーマですが、決して表には出てこないアニーという少女の生活や成長まで想像させる、格調高い作品です。
貼り絵風の絵も魅力的です。
②『ぼくのいえにけがはえて』
川北亮二
くもん出版
ぼくの家に毛が生えてきた!ステキな髪型にするために床屋さんが大活躍。
6年生には幼い話だけど、たまにはこんなぶっ飛んだお話で、頭の中を空っぽにしてみるのもいいのでは?
5月16日
『月夜のみみずく』
ヨ-レン詩
くどうなおこ訳
ショ-エンヘ-ル絵
偕成社
お父さんといっしょに女の子が深夜の真冬の森にみみずくに会いに行くお話し。詩として書かれたもので、原作も訳も言葉が選ばれて使われでいます。しーんとした音のしない音の世界。真っ黒な森と、一面雪におおわれた空き地が月に照らされている風景。お父さんが「ほ-ほう」とみみずくを呼び、やっとみみずくから「ほ-ほう」と返事があり、そして突然あらわれた、おおきなみみずく。みみずくと見つめあい、飛び去って行ってしまうまでの、とても長く感じた時間。
みみずくに会うにはおしゃべりはいらない。さむさはへっちゃら。あえるかどうかわくわくする気持ちが素敵。
娘はお父さんから教えてもらいました。
私の朗読では深いところはとても伝わらなかったかと思いますが、子供たちは静かに集中して聞いてくれました。
この詩と絵の不思議な雰囲気が伝わってくれていたらと思います。