1年2組
3月7日
『はなびのひ』
作 たしろちさと 佼成出版社
江戸時代。今日の夜は花火大会。たぬきのぽんきちのおとうちゃんは花火職人。
ぽんきちは自慢です。夜になるのが待ち遠しくてたまりません。「おとうちゃんに、にぎりめし、届けておくれ」おかあちゃんに頼まれて、まだ早い時間に町の中を花火会場に向けて歩き出します。ぽんきちが出かけたのを見て町中の人たちが、もう、花火が始まると思いぽんきちのあとについて行きました。川の花火会場でおとうちゃんににぎりめしを渡したとき、ついてきた大群衆のすごさを見て驚いたおとうちゃんは、夕方から花火を始めました。ひゅ- ど-ん どど-ん 大きな花火が次つぎにあがります。1年2組のお友達たちも次々あがるきれいな花火の絵に息を呑んでいました。
ぽんきちはどこ?
ぽんきちは、おとうちゃんの仕掛け船の上、おとうちゃんに肩車してもらって特等席。ゆうゆうとおおきな花火を見ていました。
花火が次々に上がる場面、圧巻でした。
『とけいのおうさま』
さく こすぎ さなえ
え たちもと みちこ
PHP研究所
とけいのくにではとけいのおうさまの顔についているとけいの動きにくにのすべてのとけいをぴったり合わせて、おうさまのとけいがくにのすべての時間をぴったり管理しています。6時に体操、7時に朝ごはん、12時にひるごはん、2時は運動の時間、6時は夕食、9時はおやすみの時間と言うように。とけいのくにではなによりも時間がだいじ。じかんを守らない者は. . .ろうやにいれられました。( お友達から厳し過ぎると言う声があがりました。)
ところがとけいのおうさま自身はのんびりやさんで自分は時間どおりに何かをやるのがいやでした。時間を気にせず好きな事を好きなだけやるには「とけいがなくなればいい」その夜おうさまはこっそり短い針を外して隠してしまいました。
次の日、くには大混乱。太陽がのぼって明るくなっても時間が分からず、朝が始まりません。町中の時計が止まってしまいました。兵隊は短い針が盗まれたと思い、大騒ぎ。その間、おうさまは時間に縛られない生活を満喫しています。
しかし、おなかがぺこぺこになっても時間がわからないので、お昼が食べられず、困ったことになったことが分かりました。おうさまは隠していた短い針を、こっそりろうかに落としました。それをけらいたちが見つけ、おうさまに渡しました。おうさまはそれを顔にくっつけて12時に合わせました。くにに時間がもどりすっかり元通りになりました。ただし、いままでとは違うことが起きました。新しいおうさまのおふれ。
「じかんをまもらなくても、ろうやにいれないこととする」
お友達もほっとしたように、いっしょに読んでくれました。
2月14日
『パンどろぼうとほっかほっカー』
柴田ケイコ、KADOKAWA書店
やぎのおばあさんが、山の奥に住む孫の誕生日にメロンパンをプレゼントして欲しいとパンどろぼうにお願いをします。しかし、長い道のりでパンは冷めてしまい......。困ったパンどろぼうは道中でブーブーカーを営むぶたさんと出会います。そこでパンのキッチンカーを作ってもらい、やぎの子どもたちにホカホカのメロンパンを届けるお話です。
1ページ1ページのイラストが可愛くて、パンもとても美味しそうで、皆集中して聴いてくれました!初めての読み聞かせでとても緊張しましたが、楽しかったです(*ˊᵕˋ* )
『11ぴきのねことぶた』
馬場のぼる、こぐま社
11ぴきのねこが車に乗って野原を走っていると、丘の上に古い誰も住んでいない家を見つけます。そのお家をキレイに掃除してねこたちの家にしました。ですが、本当の家の持ち主であるぶたさんが訪ねてきます。そこで、11ぴきのねこ達は「ここは僕たちの家だ」と言い張り、ぶたさんを追い返しました。すると、ぶたさんは自分で家を作ろうとしました。ある雨の日、家を作る作業が出来ないぶたさんを可哀想と感じたねこ達は、ぶたさんに協力します。そして完成した家をねこ達が気に入りすぎたあまり、その家をねこ達が乗っ取ってしまいました。しかし、その夜大きな台風がやってきて、元々あった家に居たぶたさんは助かり、ねこさん達は皆飛ばされてしまうのでした。
こちらの方は時間が少なく、最後まで読むことが出来ませんでした。そのため、「続きが気になったら図書館屋や本屋さんで探してみてね」という形で終えました。
1月17日
『かいじゅうポポリはこうやっていかりをのりきった』
新井洋行 作
パイ インターナショナル
『ムカムカしたら読む絵本』上手に怒ると大事なものが見えてくる。
悪気があって言ったわけでは無いことばでポポリはいつもすぐに怒る!
言い合っているうちにみんなムカムカしてきて大爆発。
みんなと仲良く遊びたいな。
こんな時にばくはつしないで上手に怒る、とっておきの方法って?
ポポリみたいなおこりんぼさんにも、周りの友達、大人にもおすすめの絵本です。
最初に「今日は1冊だけ?」と言ってくれた子がいました。読み聞かせに期待されているようで嬉しかったです。
「今日は長い本だから1冊ね」と言って読んでいたら、時間が足りなくなり急ぎ足で切り上げる結果に。
ちょうど良い時間と思ってましたが、やっぱり直前にペース配分確認をしておくべきでした。
12月13日
①『ふたりのサンタおじいさん』
あまんきみこ、文 偕成社
日本の昔話に出るような里山の雰囲気の本ですが、サンタさんが出てきます。それも2人も!?子うさぎたちの望みを叶えてあげたいふたりのサンタさんの優しい気持ちにホッコリします。絵もホッコリと暖かみがあります。
②『きょうりゅうたちのクリスマス』
ジェイン・ヨーレン、文
小峰書店
大きな恐竜たちがお家でクリスマスをやったら?ツリーを倒す?ごちそうを食べちゃう?プレゼントを開けちゃう?
いえいえ、ちゃんといい子にクリスマスを迎えました。皆、そんなことしちゃダメ〜と盛り上がってました。
今回は思いっきり、クリスマスの本を読んでみました。
11月8日
①『ねことねずみ』
金の星社 いもとようこ
②『ぼくがおおきくなったら』
佼成出版社 いもとようこ
①おじいさんとおばあさんに大切に育てられたねこが、ある日大事な豆を盗もうとするねずみを見つけます。ねずみに「おっかさんの病気が治るまで見逃してほしい」とお願いされたねこ... 愛されて育ったねこの優しさに心がほっこりします。
②大きくなったら、自分たちの親のようになりたいと話す森の動物たち。
でも子ぎつねたちは何も自慢できないことに気づき、家に帰ってお母さんにたずねます。お母さんから『お父さんと出会えて、こんなにかわいいあなたたちにも出会えて幸せよ』とぎゅっと抱きしめてもらいます。
どちらも優しさのあふれる心温まるお話... 思いやりや優しさの連鎖になるといいなと思います。
9月20日
『さらやしきのおきく』
桂文我 童心社
紙芝居
「おおわらい落語劇場」
桂文我さんの文が読みやすく、好きで選びました。
怖いと思っていた、お話しが、笑いにかわり楽しんでくれたようです。
朝から楽しい気持ちも良いかなと読んでいる自分も声色を変えて読んでみました。
『めがね どろぼう』
桂文我 BL出版
間抜けなどろぼうのお話し。聞いている子供達の笑顔。読んでいる自分が楽しんでいました♪
6月21日
有名な子ども向けの英語童謡シリーズ、Five little monkeysの作品、『ケーキを子ども達だけで作ってみよう!』という内容を、英語と日本語で読みました。
文もそれぞれ短く、リズミカルで同じ文が繰り返されるので、耳に残り易い作品です。誰のためのケーキなのか、ケーキは成功するのか、次が気になる展開になっています。
6月7日
『給食番長』
よしながこうたく 長崎出版
『ふしぎなキャンディーやさん』
宮西達也 金の星社
『給食番長』は1年2組のこどもたちが主人公ですので、親近感を持って聞いてくれたようです。「1年2組は、いままでにいちどもきちんと給食を食べていません」という箇所では「わたしたちは食べてるよ」という声も。給食のおばちゃんたちが家出したところでは、はらはらしながら聞いていてくれました。
『ふしぎなキャンディーやさん』は知っている子もいました。ブタくんの冒険をハラハラわくわくしながら聞いてくれました。元気いっぱいのこどもたちで、反応も大きく、楽しく読めました。
5月17日
①てんのくぎをうちにいったはりっこ
かんざわとしこ作
②どうするどうするあなのなか
きむらゆういち文
動物の楽しいお話で、一年生は反応がいい、こうだ、ああだといいながら、聞いていました。