2年1組

2024年04月24日 17:42
3月7日

『まけるのもだいじだよ にじいろのさかな』

作 マーカス・フィスター

訳 谷川俊太郎 講談社

にじいろのさかながみんなとかくれんぼをするお話です。

鬼のにじいろのさかなは、友達の赤い魚も、小さな青い魚も見つけることが出来ませんでした。むしゃくしゃしたにじいろのさかなは、かくれんぼに勝つために、小さな青い魚に鬼をさせます。そこでも、にじいろのさかなは最初に見つかってしまいます。そして、にじいろのさかなは怒ってかくれんぼを抜けてしまいました。小さな青い魚は落ち込んでしまいます。それを心配した赤い魚が、にじいろのさかなと話し合い、にじいろのさかなは小さな青い魚に悪いことをしたと自覚します。そして、にじいろのさかなは青い魚に謝り、かくれんぼを再開するお話です。

このお話は、皆真剣に聞いてくれました。また、魚がキラキラしている絵本なので、綺麗...!!と反応してくれる子もいて、この本を選んで良かったと思いました!


②『バムとケロのさむいあさ』

作 島田ゆか 文溪堂

とある寒い日に、バムとケロが池に凍りついたあひるのかいちゃんを助け、一緒に過ごす物語です。

凍ったあひるのかいちゃんを、バムとケロはお風呂に入れて溶かしていきます。でも、ケロちゃんはお風呂でおならをしたり、トイレットペーパーを使ってかいちゃんをぐるぐる巻きにしてミイラごっこをしたり、子供ならではの面白行動をしてバムを困らせます。

そして、バムの提案で静かにトランプをすることになるけれど、静かすぎて3人は眠ってしまいます。次の日に目が覚めると、かいちゃんの姿がありません。そこで、バムとケロが池を見に行ってみると......また、かいちゃんが凍りついていたのでした。

ケロの子供らしい行動に、児童皆が笑ってくれていて、楽しい読み聞かせになりました!以外と日常のくだらないお話が好きなのかな?と感じました


2月14日

『こねこのチョコレート』

B・K・ウィルソン作

小林いづみ訳 大社玲子絵

こぐま社

ジェニーは弟の誕生日プレゼントに、お小遣いでこねこのチョコレートを買いますが、夜中に我慢できず一粒ずつ食べてしまいます。

ジェニーが自分の決めたことを破ってしまう姿に、『食べちゃだめだよ』『歯を磨かなきゃだめ』とリアクションする子供たち。

客観的にジェニーのしていることを観られている様子でした。


『チョコレートがおいしいわけ』

はんだのどか アリス館

バレンタインだったので、チョコレートに関する絵本の2冊目。

チョコってどうやって作るか知ってる?とたずねると、カカオからできるということは知っているようでした。

絵本ではカカオ農家の方が収穫したカカオからカカオ豆を発酵・乾燥させて日本へ運び、にがいカカオ豆を他の材料と混ぜてチョコレートに加工するまでが絵で分かりやすく表現されていました。後半になると子供たちは自分の知識やチョコの話でザワザワしてしまいましたが、チョコレートを冷やし固める時の『1.2.3......』と数を数えるシーンで一緒に数えてくれてホッとしました。

出来上がった可愛らしいチョコレート、どれが食べたい?と聞くとそれぞれ気に入ったものを探して教えてくれました。


1月17日

『きのうをみつけたい』

アリソンジェイ 作.絵

蜂飼耳 訳

徳間書店

男の子は、昨日がとても楽しかったので、昨日に戻る事ができる方法を色々考えます。光より速く飛ぶ事ができたら昨日に戻れると聞いて光より速い乗り物を探しましたが、見つかりません。ブラックホ-ルから入ればホワイトホ-ルから昨日に出られると聞いて、地面に空いている虫の穴を探しましたが、これらは全部、ブラックホ-ルではないとわかりました。そのときおじいちゃんにあいました。昨日がとても楽しかったから昨日に戻る方法を教えてと頼みました。年よりのおじいちゃんは、昨日は楽しかったよ。と、昔経験した楽しい話をいっぱいしてくれました。

 最後に、楽しい日は、どれもいい思い出だよ。でも、今日は、また、新しい楽しい冒険が始まるんだ。今日の楽しい冒険に出席しよう。おじいちゃんのオ-トバイに乗って2人は出かけました。

『すすめ!きゅうじょたい』

竹下文子 文 鈴木まもる 絵

金の星社

6人組の救助隊。6種類の救助車に操って困っている人を次々に助けます。今日も沢山仕事をしました、やれやれ、こんどは、がけくずれで道が通れなくなっています。一生懸命に土砂をどけると足を怪我して迷子になっているかめの子供を見つけ、クレ-ンで吊り上げトラックにのせました。川の岸にはおかあさんかめが迎えに来ていました。ところが橋がなくて川の向こう側にかえれません。救助隊の6人はまるたを並べてしっかりつないでイカダを作りました。お母さんかめが、かめの子供や救助隊のみんなをイカダのせ、川を引っ張って向こう岸まで渡ってくれました。

人を助ける救助隊は人から助けて貰うこともあるんだね。



12月13日

『ねずみのおいしゃさま』

中川正文作

山脇百合子絵

福音館書店

雪の降る夜に急患の電話を受けた、ねずみのお医者さん。頼もしく家を発つも、大雪で立ち往生してしまい、冬眠中のかえるの家で一晩を明かしてしまいます。お医者さんというかっこいい職業の人にもこんな失敗があるのかな?と思わせてくれるお話です。

『すみっコぐらし そらいろのまいにち』

よこみぞゆり作 主婦と生活社

人気キャラクターのすみっコたちには、それぞれバックボーンやなりたい自分というものがあります。今回はねこ、とんかつとえびふらいのしっぽの話を読みました。ねこは食いしん坊で引っ込み思案、なかなか理想の自分になれずに落ち込みますが、自分に優しくしてくれる仲間たちのようになりたいなと感じます。とんかつとえびふらいのしっぽは、食べ物なのに食べ残され、食べてもらえるために色々努力をしています。でも、食べ残されてすみっこにたどり着いたから、応援してくれる仲間に出会えました。

2年生はしっかり聴きながら、でも楽しいところやあれ?と思ったところはしっかりリアクションしてくれて、読んでいてとても頼もしく感じました。


11月8日

『とべバッタ』

田島征三 偕成社

この人の力強い絵に惹かれ選びました。

『せかいでいちばんつよい国』

デビット・マッキー

なかがわちひろー訳

光村教育図書

大きな国が小さな国に攻めていく、自分達の領土を拡張しようと、

所々で声が上がります。今世界で何が起きているのか、二年生でも、知っている!読みながら複雑な思いでした

『円明寺の孝行犬』

時間が余って読んでみました。

クラスに置いてあるそうです

私が子供のころ読んだ孝行犬の話しは、もっと悲しいお話しでした。

今の時代は、なぜ、こんなお話しになってるのだろう、と思いながら読みました


9月20日

『パンどろぼうとりんごかめん』

柴田ケイコ

KADOKAWA

出たばかりのパンどろぼう最新作!みんなワクワクしながら聴いてくれました。

配達先のくだもの農園が荒らされていると知ったパンどろぼう。見回りをしていると、犯人のイノシシ兄弟に追われてしまいます。そこに『りんごかめん』が現れて......。今回も見開きページで渾身の変顔が出ると、子供たちの笑い声があふれました。


『ぐりとぐらとすみれちゃん』

中川李枝子 山脇百合子

福音館書店

早起きして家庭菜園のお世話をするぐりとぐら。『次はかぼちゃを植えようよ』と話をしていると、大きなリュックを背負った女の子、すみれちゃんがたずねてきます。実りの秋にちなんで、かぼちゃが出てくる物語を選びました。調理のシーンは想像を働かせたり、『美味しそう!』『これ好き!』といった声もあがりました。まだまだ暑いですが、子供たちの身近なもの、好きな食べ物から季節を感じられたらいいなと思いました。


6月21日

『チリンのすず』

やなせ たかし
フレーベル館

おおかみに母を殺された子ひつじが、オオカミのもとでオオカミより強くなろうと三年。
オオカミを殺し母のかたきをとったものの、オオカミへの愛も生まれている事にも気づく
自分ももう羊には戻れないとさとる。悲しいお話しです。

『おおかみの おなかの なかで』
マック バーネット
徳間書店

信じられないし、本当だったら、楽しい
そんなの嘘と子供達
有り得ないお話しが
想像力を高めました


6月7日

『ピンク、ぺっこん』

村上康成 福武書店

ちょうど、佐野美術館で次回開催されるのが村上康成さんの展示ということで、私が子供の時に親しんだこの作品を選びました。

ピンクは、ヤマメの子供。お腹を空かせて虫を探しますが、他の魚に取られてしまいます。でも、自然の中には魚を狙う他の生き物もたくさんいて⋯。

ちょうど今授業で『スイミー』をやったばかりということもあってか、群れ・弱肉強食・たくましく生きるという共通するテーマを感じてくれたかな?

ピンクが、釣り人の疑似餌を食べてしまった時は、『だめだよ!』と思わず声に出してしまう子も。

ピンクの、仲間と違うヒレの色を、何人かの子が前に来て指さしで教えてくれました。


『空とぶホッケー=スティック』

ジョリー=ロジャー=ブラッドフィールド 作

飯沢匡 訳 講談社

少年バーナビーは諦めずに発明を続け、ついに空とぶホッケースティックで世界一周の旅へ。途中で火事にあったおばあさん、海で溺れる船長、ライオンに襲われるハンターを助けます。バーナビーが、身近な生活雑貨で空を飛び、冒険する絵に子供たちもワクワクしているようでした。また、カラフルに描かれたトビウオに『すごい!』という声も上がりました。


5月17日

《うんこいってきます》  

作・スギヤマカナヨ ・佼成出版社 

題名で笑いが起きて・・学校も給食も大好きなまこと君は、学校で出さないように色々、工夫してきたけれど、つい給食のおかわりをしてしまい、恥ずかしいのを回避するのに、誰も居ないのを、確かめてからトイレに入ったけれど・・・まこと君には☆うんこヒーロ☆がいます。はっきり(うんこいってきます)って言えるクラスのアンチンです。まことくんは言えるようになったかな?学校生活の中で、とてもデリケートな事、汚いと思う子もいるけど大切な事だよね。長伏小のトイレははみんな個室になって良かったね。絵本作家のスギヤマカナヨさんは三島在住の方です。    


《オオカミのオミくん》 

作・きむらゆういち こどものくに・鈴木出版 

・オオカミのオミくんは両親にも祖父母にも世界一可愛くて、ステキでいい子って言われながら大切に育てられてきました。狼は怖いと先入観がありますが・・どうなるんだろうと次のページにドキドキしている様子が感じられました。2年1組のみんなも世界一可愛くて、ステキで、良い子だよ!! 楽しんでもらえたようです。


4月19日

『14ひきのぴくにっく』

いわむらかずお 

童心社


ねずみの14匹家族が春の野原へピクニックに出かけます。

他の生き物や春の植物が描かれていて、

あれは何の花かな、

あの花きれいだね、

かえるやとかげはみんなもう見つけた?

と子供たちに話しかけながら読み聞かせができました。

中にはかえるの卵の絵を見て

『気持ち悪い...』と口に出してしまう子も(それも成長ですね)。小学校で季節を体感しながら、また新しい春を楽しんでほしいなと思いました。



『11ぴきのねことへんなねこ』

馬場のぼる

こぐま社


この間、1年生だった時の最後の演し物が『11ぴきのねこ』だったので選びました。

11匹のねこたちはみずたま模様のねこを『へんなねこ』と呼び距離を置きますが、実はそのねこが宇宙から来たと知って...。

既にグループが出来上がっているねこたちがみずたまねこと距離を置いたり、かと思えば急に打ち解けたり、そして図々しくなったり、彼らの態度が面白おかしく感じます。

子供たちはみずたまねこの気持ちが高ぶると、色が変わるところに反応していました。

私はおほしさま花火をみんなで楽しむ場面が何度見ても好きなのですが、子供たちもお気に入りの場面があったら嬉しいです

 


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