5年1組
1. 十二支のおはなし
内田麟太郎 文 山本孝 絵
岩崎書店
読み始める前に、みんなに聞いたところ、このお話しを知っている子供たちが多かったです。でも、真剣に一生懸命に聞いてくれました。なぜ、十二支の動物が決まったか?どう言う競争で順番が決まったか?何故、猫が選ばれなかったか?私が小学生の時、好きで何度も読んだ話しだったので選びました。
2. 朝の絵本
谷川俊太郎 文
吉村和敏 写真
アリス館
ゆっくり、夜が終わり、朝がやってくる情景が、静かな、しかし、希望に満ちた谷川俊太郎さんの詩とそれにマッチした美しい写真で語られます。前半は光の変化、後半は、いよいよ朝の始まり。「終わってしまうものは ひとつもない すべてがはじまり」と言う言葉のあと、花々や動物たちに人間より早く朝がやってきている事が具体的に語られます。そして、読者に「くさのかおり かぜのかおり いのちのかおり」感じるかいと呼びかけます。
「おはよう うみ」「おはよう そら」「おはよう きょう」
2月9日
『100さいの森』
松岡達英 講談社
『希望の牧場』
森絵都作 吉田尚令絵
岩崎書店
100さいの森は明治神宮の森のお話で、東京いったことあるー、知ってるーなどと声が上がっていました。
こんなふうに森つくられたんだ?とか、いろいろ興味を示してみて、きいてくれていました☆
希望の牧場は、3.11、福島第一原子力発電所の警戒区域内に取り残された「希望の牧場•ふくしま」のことをもとに作られた絵本です。
2014年発行ですが、解説より、餌不足の問題が深刻化していくなかで、今も牛たちを生かす取り組みが続いています。絵本の売り上げの一部はその活動資金に寄付されています。
放射能汚染で売れない牛を生かし続けるために、危険区域内に残ってるかたたちもいる。
そして人間の決めたことで殺処分されたり、命を失っていくこともある。
かわいそう...などと声もあがっていました。
どちらも、実際のお話です。
流石五年生。よく見て、きいてくれて、何かしらかんじてもらえるものがあったのかなといった様子でした。
知っていかなきゃならないこと、世の中にたくさんありますね。
11月17日
『あとかくしの雪』
谷真介
『おんちょろちょろ』 日本民話
瀬田貞二
日本の昔話が好きなのと、絵が二冊共丁寧に描かれた味わいのある絵にひかれ選びました。日本の昔話ってどうかなぁと思いながら、読みましたが、集中して聞いている様子で、私も読みがいがあり、楽しく読みました。
10月20日
『さんねん峠』
李錦玉 岩崎書店
『ママのバレッタ』
たなかさとこ 生活の医療社
『さんねん峠』は光村の教科書でも取り上げられているので、全部のストーリーを紹介したいと思いました。
『ママのバレッタ』はがんという病気について優しい目線で語られているお話。
どちらも最後まで静聴してくれました。
6月30日
『たいせつなきみ』
マックス・ルケード
いのちのことば社 フォレストブックス
みんな一人の職人の手によって作られた個性豊かなこびとたちは、お互いに素敵な星シールか、地味な灰色シールを体にくっつけあう毎日を送っていた。いつもダメシールばかりのこびとは外へ出かけるのもイヤになってきたある日、なにもシールがついていないこびとに会い、そして他人からの評価を気にする必要がないことに気づく。
5月19日
『ぼくとおかあさん』
宮本忠夫 くもん出版
『耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ』
ナンシー・チャーニン 光村教育図書
母の日の後ということで、お母さんとぼくの愛情をあらわす言葉を、間のとり方や声の調子で味わってもらえたらいいなと思いました。野球の用語が少しわかりにくかったかなと思いましたが静かに聞いてくれました。
4月21日
『ピーボディ先生のりんご』
マドンナ 集英社
(静かに聞いてくれました)