6年2組

2024年04月24日 17:32
3月7日

『ショートストーリーセレクション

20年後』

オー.ヘンリー作 理論社

今回は、六年生最後の読み聞かせなので、この短編を選びました。20年後、みんなはどうしているだろうと問いかけてみました。

最後にこのクラスも、6年間読み聞かせ、ありがとうございましたと、お礼の言葉をもらいました。

思わず、オー!っと言ってしまった。子供達に伝えたいことは、沢山あるけれど、これから、たくさん、本を読んでくださいだけ言って終わりにしました。


2月14日

『二番目の悪者』

林木林 作
症野ナホコ 絵
13分
考えない、行動しない、という罪と、帯の部分からもささるものがあります。自分の目で見て、自分の頭で考えないと破滅に向か う。自分の人生だけでなく、国ごと終わる...。考えない、行動しない、無思考...それでいいのか??と突きつけるような絵本です。
真実でないことが、誰かの一言で真実のようになってしまう。何かを伝えるとき、何かを受け取るとき、その真偽をちゃんと自分で確かめる。
この努力を怠ることで、嘘が真 実になり、真実が嘘になることがある。。
嘘や噂に踊らされてしまう現代人への警鐘的絵本。生きていくうえで大切にすべきことをわかりやすく素晴らしく表現している絵本です。
子供から大人まで多くの人に読んでもらいたいメッセージせいのある絵本です。読み終えたあと、先生からも今のこどもたちに読んでいただいてよかったとのことでした。よく見て、きいてくれていました。


1月17日

『葉っぱのフレディ~いのちの旅』

レオ・パスカーリア

みらいなな訳

童話屋


挿絵が少なく、文字の多い絵本ですが6年生ならと思い、読みました。

顔をまっすぐにあげて、しっかり聞いてくれているお子さんが多いように感じました。



11月8日

①『おおきくなったらきみはなんになる』

藤本ともひこ 講談社

6年生なので、未来の自分を考えてみてほしいと思いました。子どもっぽいけど、とてもきれいな絵です。

②『おさびし山のさくらの木』

宮内富貴子、文 奥田英二、絵

あすなろ出版社

作者は三島市出身だと伝えると、へーっと驚いた声が聞こえます。旅人とさくらの木の出会いと別れ、永遠の別れである死を通して、出会いとは奇跡であると考えさせられる本です。男子は興味なさそうな子たちが何人かいて残念でした。


9月20日

「野球しようぜ! 大谷翔平ものがたり」

文:とりごえこうじ

絵:山田花菜

世界文化社

大谷翔平選手が野球を始めたきっかけからドジャースへの移籍までがわかりやすく描かれています。本を読んだことある人は1人しかいませんでした。今朝大谷選手が51本塁打51盗塁を達成しました。その情報も伝えましたが、そちらの方が反応は大きかったです。



6月21日

『そんごくう』

原作:呉 承恩 ポプラ社 

『さんぞうほうしのかえりみち』

作・絵:せなけいこ 金の星社    

そんごくう知ってる人?って聞いたらドラゴンボールの?と知らない児童が・・西遊記だと難しいけどこれなら・・で見せるだけと思ってたのを読んで見た。2冊目の『さんぞうほうしのかえりみち』は、作者が中国を旅行した時に聞いた話とある。色々諸説はあるらしいが・・まさかの木魚の成り立ちがこうだったとは・・三蔵法師様も忘れる事あるんだ・・子供達は昔話を聞く機会ってなかなかないのかなとも思いました。〘絵本を読むことで想像力を身につけて!想像力を磨くために、普段から本を読んだり、他の人の話をしっかり聞いたりすることで、相手の立場になることや、気持ちを想像することが出来るようになるよ・・残念なことに想像力を身につけないまま大人になってしまった人たちがいて・・ほんの僅かでも想像することが出来れば戦争なんてものはおきないはずなのに・・想像力はあなたを救う。そして世界を救う〙昨年の新聞記事も気になっていたので読んでみました。


6月7日

『たべることはつながること』

パトリシア ローバー作

福音館書店


はじめに用意しておいた2冊の本『ひゃくにんのおとうさん』と『たべることはつながること』を見せて『どっちがいい?』と聞いて挙手してもらったところ大多数の希望でこの本になりました!

陸地も海の中も、地球上の食物連鎖について具体的に紹介しています。みんな『食物連鎖』という言葉も知っていて、さすが6年生と感心しました。

廊下に掲示してあったランドセルの絵も、描写の素晴らしさもさることながら『卒業まで189日』のメッセージに胸が熱くなりました!


5月17日

『すてきな 三にんぐみ』

作 トミー=アンゲラー
訳 いまえ よしとも
偕成社

馬車を襲い財宝を奪ってきたどろぼう三人組が、みなしごを保護したことをきっかけに、身寄りのない子供たちと暮らすようになり───
目的もなく盗みを働いていた三人組が、いわゆる『義賊』と呼ばれる存在になる物語。幼少期の頃に読ませたい絵本などにも選ばれますが、文中には人物のセリフや感情がほとんど描かれていません。
三人組の素性や晩年の描写もなく、なぜ盗みを働いていたのか、どんな気持ちで子供たちを引き取って育てたのか、三人のやったことは「すてきな」ことだけれど、犯罪は犯罪ではないのか?改めて色々なことを考えさせられる一冊です。

『かみはこんなにぐちゃぐちゃだけど』
作 ヨシタケシンスケ 白泉社

見開きで、左ページには『○○があったの』と明るい話題(気持ち)が描かれ、右ページには『○○だけど』とネガティブな話題(気持ち)が描かれることがひたすら続きます。良い→悪いの流れだけれど、これも話題や受け方によって残念な気持ちが残るのか、明るい気持ちに持っていけるのか、様々に感じられる一冊です。学校生活やガチャガチャなど小学生が身近に感じる事柄から、連れ添った伴侶がもういない、ずっと続けていた仕事と関係ない趣味を見つけた、という人生のベテラン度を感じる話題まで幅広く描かれています。

6年生はあまり絵本読まなくなるよね?と聞くと、先生に『そんなことないですよ』とすぐに返されました。でもこの頃から本を自主的に読む子は文庫に移行するし、読まない子は全然手をつけなくなると思い、改めて『想像の余地がある』2冊を選びました。


4月19日

『那須与一 扇の的』

 石崎洋司 
 講談社

 平家追討の総大将、源義経の命令で弓の名手の那須与一が射落とした、平家の小舟にすえられた赤い扇が、キラキラ光る夕方の海の波にヒラヒラと落ちていくところが大変美しい場面で、子供たちにしっかり味わって欲しいと思っていました。
 しかし、最初に武士同士が争うようになった時代背景や源頼朝と三島大社との関係などの説明に時間がかかり過ぎ、扇が夕方の海に落ちていく部分は大急ぎで通過してしまいました。
 6年性は歴史の授業で源平の争いを勉強するそうなので、その時、今日の読み聞かせの事を思い出してくれる生徒さんがいたら嬉しいです。